姜維2006/02/25 17:20

志しをまげるにあらず 真実が

            導きて我 この運得たり


もともと魏の武将だった姜維が、なぜ蜀に降ったか・・・
三国志演義では、どうも孔明の策に見事落ちてしまったようにも
書かれています(笑)
疑いをかけられ、城に戻れなくさせ(このあたりも、演義では孔明が
そのように仕向けたようになってるんですねえ)、心底落胆して
しまったところに、「これこれ」と、いかにも物分りよく説得されれば、
そりゃねえ(^^; 孔明、かなり悪者入ってます(笑)

正史では、やはり疑いをかけられ、たどり着いた城門をも閉ざされ、
戻るところをなくして、諸葛亮のもとに赴いた、とだけ。
こういう場合、はたして人はどの道を取るか・・・
とことん疑いを解こうとする、でもどうやら無理っぽい(^^;
いっそどこかに逃げてしまう、落ちぶれるばかりかも(-"-;)
死んで潔白を証明する、かなり虚しい(:_;)

結局、これが運命と覚悟を決めて、敵方に降る。
姜維の場合、大正解だったと言うべきでしょうか。
諸葛亮は、姜維の才能や人柄をきっちり認めてくれたのですから。
おそらく降るにあたり、当然姜維の方も諸葛亮の人となりの噂は
聞いていたのでしょうし、この人なら、と賭けに出たのかも。
人の運命は、どこに新たなる道の入り口を用意してくれているのか
誰にも予想できませんね。

コメント

_ 千華 ― 2006/02/26 00:12

やった~~!ついに姜維くんの登場ですね。
確かに演義では、あまりにもドラマチックに演出しようとしたため、孔明先生がものすごく悪いヤツに見えてしまいます。
実際にはそんな派手なものじゃなく、ただ成り行きでそうなった、というだけだったのかも(笑)。
それでも、元々魏の武将だった姜維が、運命のいたずらで蜀に降り、結果、最後の最後まで蜀のために戦い抜くことになった……それだけで十分にドラマチックすぎる生涯ですよね。
うふふ。やっぱり、この師弟、好きだわ~~。

_ 翠蓮 ― 2006/02/26 22:31

千華さん、こんばんは~
いつもコメントありがとうございますm(__)m
演義(と言うか、吉川三国志ですね)は、昔は面白いと思って
読んでいたはずなのですが(^^;
今思うと、あまりにも孔明さんが神がかっていて、しかもかなり
嫌な性格になってますよね(笑)
姜維くんに至っては、やたら泣いてばかりと言う・・・(^^;
でも、そういう装飾の部分を除いて考えれば、二人ともただ誠実に
生きたのだろうと思えます。
私もやっぱりこの師弟が一番好きなんですよねえ(*^^*)

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