雑談です(^^;2008/11/05 10:47

ずっとほったらかしになっていた、このコーナー。
三十一文字と共に、いにしえ人について語る、と言うのが、最初に
決めたコンセプトではあったのですが(^^;
なにせ、創作が思うように進まず、サイトの更新もつい滞ってしまう
昨今。このコーナーも冬眠中のままでした。

今回、カテゴリに雑談を加え、歴史関係の勝手なおしゃべりも載せて
いくことにしました。
とは言え、本館の日記も、気がつくとほったらかしになっている状態。
どうも、もともと筆不精らしい>σ(^_^;
そんなわけで、あまりこまめに書くとも思えないのですが、よろしければ
お付き合い下さいm(__)m

さて、先日公開された映画「レッドクリフ」。
もうご覧になった方、いらっしゃるでしょうか。
三国志を読んだ方なら、あの赤壁の戦いがどう映像化されているか、
いささかなりとも興味を持たれるのではと思いますが。
私も、しっかり前売り券をGETして、いつ行こうかと構えています(笑)

私がいつも行く映画館は、水曜日がレディースデーで、女性は1000円で
見ることができます。
当然、狙いたいところですよね。
サービス業なので、基本的に平日休みなのですが、どうしてもお休みが
ほしい日は、前もって希望を出しておかないと、何曜日がお休みに
なるかはお任せ。
運悪く、もうずっと長いこと水曜日のお休みは入っていませんでした。
なので、あきらめて、見たい映画のある時は、前売り券を買うことに
していたのです。

ところが・・・ なんと今月に限り、やけに水曜日休みが入っている(-"-;)
ええ~っ、うそ~、なんで~?(-"-;)
前売り券は1300円、レディースデーのお休みがあると予想していれば
当然買いませんよ。
さすがに、レディースデーに、前売り券持って見に行くのは、しゃくだわ(笑)
なんとか、他の日のお休みに行くしかない。
本当は、田舎の映画館なので、レディースデーと言えども、さほど混んで
いないし、絶対お得なんですけどねヽ(´・`)ノ
せめて、前売り券買ってよかった、と思えるくらい、楽しめる映画である
ことを願いたいです。

すみません、せこいお話でしたm(__)m
「レッドクリフ」、ご覧になった方、ぜひ感想お聞かせ下さいね(^_^)/

ゲーム「采配のゆくえ」2008/11/06 23:25

ニンテンドーDS用のゲーム、「采配のゆくえ」。
ジャンルは合戦アドベンチャーとなるらしいのですが。
この間からやっていて、ようやくエンディングとなりました。

なぜ、このゲームを?、と言うと・・・
たまたまDS持ってたしねえ、と言うのは、まあ言い訳でして(^^;
ネット友達の千華さんが、ゲーム『戦国無双』から、石田三成、島左近に
はまってしまわれたようだ、と他人事のように思っていました。
なにせ、戦国時代に関しては、あまり知らないし、特に興味もなかった私。
なぜだろう?
思うに、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康とも、あまり好きではないみたい
なのです>σ(^_^;
なので、その周りの人も名前聞いたことあるくらいで。
石田三成と聞いても、「ああ、関が原で敗れた人ね」くらいの知識。
お恥ずかしい限りですm(__)m

で、この「采配のゆくえ」、どうやら、その石田三成が主人公らしい。
さて、どんなゲームなのだろう、と軽い興味で公式サイトをのぞいたところ、
わわっ、登場キャラクターの中に、なんかすっごくビジュアル的にツボの人が
いる(^^;
ごつそうな武将たちの中に、顔に白い布を巻き、ぞろりと裾の長い白い
着物をはおり、たおやかに佇むお人。
なになに、大谷吉継? 誰だろう、それは?

えー、解説によりますと、石田三成の親友であり、友のために関が原に
立った義将、優れた軍才の持ち主ながら、病に冒され、視力を失っている、
とのこと。なるほど、顔の布はそのためか。
で、ちょっと調べてみました。
大谷吉継の患っていた病とは、ハンセン病だったのではないかと言われて
いるそうです。
この時期、すでに顔の皮膚に異常が出ていたのだろう、と。
顔の片面を覆った布は、こういう説をも踏まえてのものだったのですね。
それにしても・・・
う~む、こういうツボの人がいると、俄然このゲームをやってみたくなる(笑)

最近はゲームも面倒になってきている私なので、時間かかりそうなRPG
などは気が進まないし、アクションものは目が回ってできないし(笑)
今年になってやった「デスノート」のLが登場する「螺旋の罠」と言う
アドベンチャーものが気に入ったせいか、そういう感じなら、やって
みたいと思っていたところでした。

「采配のゆくえ」は、主人公・石田三成として、様々なキャラクターとのやり取り
合戦などをして、西軍の勝利を目指すゲームです。
思うままに動いてくれない味方(時には敵)を説得。
へたなコマンドを選ぶと、相手にとことんばかにされます(笑)
そして、合戦では味方をどう動かすか、戦場の状況や味方の状態を見て
正確な采配をする。
間違えても、やり直しはできますが、それが続くと味方の「話を聞く気」が
失せ、ゲームオーバー(^^;

キャラクターは、それぞれけっこう笑えます。
やりとり聞いていても、「これってコメディ?」と思っちゃうくらい。
なにげに、このお笑いモードで私のお気に入りは、宇喜多秀家ぽっちゃん(笑)
名門の大名なのですが、高ビーなのに単純なリアクションの楽しいこと(^^)
三成さんも、説得等で振り回されると、情けないお顔になったりで、おそらく
「無双」系のゲームで、クールな三成さんを見慣れた人だと、「ええ~(-"-;)」と
思うかも(笑)

このゲーム、大まかな筋は、ちゃんと史実に則って進みます。
最終的には、歴史とは違う結末になるのですが。
途中で起きる出来事は、ほぼ史実のままらしい。
なので、戦いの最中に命を落としてしまう人の運命は、変わらないわけです。
最初は、笑いながら進めて行ったのですが、仲間が犠牲になっていくところは
なんとも哀しい。

この辺りが、歴史を題材としたゲームの難しいところでしょうね。
まったく史実の通りにすると、このゲームのように敗者側をメインとして
作ったものだと、哀しいだけの結末になってしまう。
とりあえず、ハッピーエンドにしようとしても、あまりにも歴史をくつがえし
すぎてしまうと、嘘くさくなってしまう。
いまいち、中途半端な出来になるのも、仕方ないのかもしれません。

それでも、なかなか楽しめました、「采配のゆくえ」
石田三成と言う人物に、親しみがわきましたし、最初に目を引かれた
大谷吉継さまも、とても素敵でした(*^^*)
おかげで、しっかり関が原に興味がわいてしまいました(^^;
こうなると、いろいろ本など読んでみたくなります。
あ~、なんてはまりやすい私ヽ(´・`)ノ
人生、どこに落とし穴(?)があるか、わかりませんね(笑)

映画「レッドクリフ」2008/11/09 00:39

見ました、映画「レッドクリフ」!
いやぁ、楽しかったです(笑)
かの有名な赤壁の戦いの映画化。三国志ファンとしては、期待と共に
ちょっとした不安もあったりしました。
どんな映像になるのだろう、と。
でも、もうあの映画は、細かいこと言わずに楽しんじゃったほうが勝ち、
って感じです(笑)

最初っから、「おおっ、三国志だ!」って、当たり前だけど。
敗走する劉備軍を曹操の大軍が追い詰めるシーン。
逃げ遅れた劉備の奥方と赤ん坊を、趙雲が助け出すのですねえ。
もう、趙雲、強い、強い!
パッサバッサと敵の兵士をなぎ倒して進みます。
もっとも、蜀ファンてしては、「そんなに頑張って、阿斗を助けなくても
いいのに~」とか言いたくなっちゃいますけど(笑)

その後を引き受ける、関羽、張飛も、ひたすら強い!
まさに、小説で読んだままの豪傑が、スクリーン狭しと暴れまわる様に
思わず興奮(笑)
「一騎当千」と言う言葉が頭に蘇りました。

金城武さんの孔明は、若々しいです。
とは言え、若さに似合わないほどのゆとりや自信をも感じさせ、涼やかな
まなざしの中に、ひらめきや鋭さが見え、なかなか素敵です。
トニー・レオン演じる周瑜は、穏やかで落ち着いている。音楽を愛すると
言う設定も、きちんと演出されていますし、とにかく紳士的で優しい雰囲気。

この映画では、いわゆる憎まれ役のような曹操ですが、演じるチャン・
フォンイーは、なかなか渋い。
目力は強いですが、あまり顔つきがきつすぎないところがいいのかな。
貫禄は感じさせつつ、談笑したりするお顔は、ちょっと愛嬌がある。
曹操の人間的魅力をも彷彿させるように思えました。
チャン・フォンイー、どこかで、何かの映画で見ているなあと、ずっと思って
いたのですが。
経歴を見たら納得。映画、「始皇帝暗殺」の荊軻の役だったのですね。
あの役よりは、今回の曹操の方が合っているように思いました。

劉備、孫権、関羽、張飛も、それぞれ納得、かな。
趙雲も、颯爽としていて、かっこよかったです。ものすごくイケメン、と
言うのではないけれど(すみません)、趙雲てきっとこんな感じだったのかも、
と思わせてくれました。

中村獅童さんは、呉軍の武人、甘興。
実は、チョイ役なのかなあと思っていたのですが(またまた、すみません)
出番いっぱいありました(笑) 
戦いのシーンでの見せ場もしっかりあります。
がんばれ、日本!みたいな感じ(違うか(^^;)

周瑜の奥方、小喬。すっごくきれいです、たおやかです。
これぞ絶対の美女。声も色っぽいです。
そして、これまた驚いたことに、孫権の妹、孫尚香。彼女の出番も多いです。
くりっとした勝気そうな瞳で、まさにはねっかえりのお嬢様モード。

なんだか、小説から抜け出たような面々が、目の前で動いている(笑)のは
妙に嬉しい、楽しいことだと実感しました。
三国志を見られるなんてねえ、としみじみ・・・

ストーリー的には、「これはちょっとどうかなあ」と思うような点もあったり
したのですが、全体のスケールやら何やらで、もう細かいことはいいやと
なってしまった(笑)
単純に、三国志の世界を楽しんじゃおう、と。
ちょうどいいところで「続く」となるので、これは絶対パート2を見なくては。

どうやら、三国志演義モードで行くらしいので、孔明が東南の風を呼ぶ
シーンやら、十万本の矢を集めるシーンなどもあるようです。
今更、そんなフィクションを、と思っても、やはり孔明ファンとしては、ぜひ
見てみたい!(*^^*)
わぁ、孔明さま~!、とミーハーしちゃいたい(笑) 
そして、長江が紅蓮の炎に包まれる瞬間、どんなものすごい映像になる
のでしょう。
今から、パート2が待ち遠しくなっている私です。

「新選組!」DVD2008/11/26 23:36

私の新選組ファン歴は、まだとても短いのです。
その大きなきっかけとなったのは、数年前のNHK大河ドラマ「新選組!」。
たまたま、少し新選組に興味が出始めた頃だっただけに、しっかりと
見てしまいました。
おまけに、実はDVDも、セットで全巻揃えています(^^;

三谷幸喜さん脚本と言うことで、いったいどんな話になるのだろうと
思ってもいたのですが、笑いも取りつつ、シリアスなところも押さえ、
新選組ビギナーの私には、馴染みやすかったのかもしれません。

とは言え、あまり詳しくない私にさえ、香取慎吾くんの近藤勇は、
いささか違和感がありましたし、山本耕史さんの土方歳三は、いまいち
線が細すぎる気もしましたし、藤原竜也くんの沖田総司も、あまりにも
現代っ子っぽすぎる気もしました。
それでも、見続けると慣れてしまうものですねえ(笑)

そんな中、とにかくかっこよかったのは、オダギリジョーさん演じるところの
斎藤一! 無口な一匹狼、でもすごく義理堅い。しかも時々、いきなり
天然が入るところが可笑しい。
特別、オダギリさんのファンではなかった私ですが、あの斎藤さんは
とにかく素敵でした。

この間、久々にDVDを見てみようかなと思い、引っ張り出しました。
すごく印象に残っている斎藤さんのシーンがあり、それを見てみたかったのです。
物語りも終盤、江戸へ戻ってきた新選組ですが、勝海舟によって、甲府への
出陣を命じられます。
結局、故郷へ立ち寄ったりしていたため、出遅れ、勝沼でも散々な目に遭い、
しかも意見の対立から、永倉、原田と言う試衛館時代からの仲間が
隊を離れることになります。

「寂しいものだな」と、新選組も終わるのかと、半ばあきらめたように、
沈んだ顔になった近藤。
すると、それまで俯いていた斎藤が、いきなり立ち上がり、「誠」の旗を
陣の入り口に打ち立てて、叫びます。
「この旗がある限り、新選組は、まだ終わらない!俺がいる限り、最後まで
新選組を守ってみせる、局長!」

平生、ぼそぼそっと言葉すくなな斎藤の、魂の叫び。
思わず、「きゃあ~、かっこいい~~!」と(^^;
このシーン、大好きなんです(*^^*)
たぶん、私の斎藤さん贔屓は、大河ドラマでのイメージ大きいです。

そう言えば、堺雅人さんの演じた山南さんも、すごく印象的でした。
穏やかな表情の中で、時折、眼力がすごく強くて。
冷静で聡明な理想主義者、それだけに脆さをも感じさせ、とても魅力的な
山南さんでした。

とにもかくにも、永久保存版のDVD。
せっかくだから、時々見返して、なつかしさに浸ろう(笑)