沖田総司 ― 2006/02/05 00:05
消え行くと 知りてなお降る淡雪を
受くるこの手の 温み(ぬくみ)かすかに
2月は、実際にはかなり寒い月なのだとわかっていても
如月、と言う響きを聞くと、どことなく早春の香りがしそうで・・・
これからの時期は、冬と春との綱引きみたいな気がします。
暖かくなったり、寒さが戻ったり、行ったり来たりしながらも、
少しずつ春の方に引っ張られて行く。
雪もまだ降るのでしょうけれど、それは少しずつ淡くはかなく
なって行くのでしょう。
生きることや、自分の命について、不安を覚える人にとって
淡雪と言うのは、ひどく切なく映るのかもしれない。
すでに胸の病に苦しんでいた沖田総司は、早春のはかない雪を
どんな思いで眺めたのでしょう。
近藤勇をして「あんなに死に対して悟りきったやつはいない」と
言わしめた沖田総司ですが、人知れず我が身の宿命に涙した
日もあったのだろうかと、ふと哀しく思いました。
受くるこの手の 温み(ぬくみ)かすかに
2月は、実際にはかなり寒い月なのだとわかっていても
如月、と言う響きを聞くと、どことなく早春の香りがしそうで・・・
これからの時期は、冬と春との綱引きみたいな気がします。
暖かくなったり、寒さが戻ったり、行ったり来たりしながらも、
少しずつ春の方に引っ張られて行く。
雪もまだ降るのでしょうけれど、それは少しずつ淡くはかなく
なって行くのでしょう。
生きることや、自分の命について、不安を覚える人にとって
淡雪と言うのは、ひどく切なく映るのかもしれない。
すでに胸の病に苦しんでいた沖田総司は、早春のはかない雪を
どんな思いで眺めたのでしょう。
近藤勇をして「あんなに死に対して悟りきったやつはいない」と
言わしめた沖田総司ですが、人知れず我が身の宿命に涙した
日もあったのだろうかと、ふと哀しく思いました。