山南敬助2006/01/14 17:30

冬の雨 打たれて惑う夢なかば

          行くも戻るも ぬかるみの路



冬に降る雨は冷たく、空もただ暗く、気持ちもわびしくなって
しまいそうです。
新選組の総長となりながらも、実際には指令権を持たず、
自らの理想と食い違って行く新選組の中で、ひとり鬱々と
していたのではないかと思われます。
ついに決意して、隊を脱走したのが二月下旬。
冬の間中、自分がどこへ進むべきなのか、迷い悩んでいた
のではないかと・・・

真面目で融通の利かない、なんとなく地味なイメージのあった
山南敬助ですが、一昨年の大河ドラマで堺雅人さんの演じた
山南は、一味違ったイメージを私の中に植えつけました。
最初の頃の、穏やかな笑顔の裏のつかみどころのなさは
したたかさを感じさせましたし、脱走が近づいた頃になると
打って変わって繊細で、薄氷を踏むような危うさを・・・

色の白い愛嬌のある顔立ちで、学問もあり、剣術にも長けて
いたと言う山南敬助。
荒くれ者揃いの新選組の中でも、親切なことで評判がよかった
そうです。
もしかしたら、生まれる時代を間違えたのかも・・・なんて(^^;

コメント

_ 千華 ― 2006/01/16 23:09

翠蓮さん、こんにちは。
こちらにもコメントつけていいんでしょうか?
山南さんの脱走は、季節的には今の3月ごろかな…と思うのですが、私的には、すごく寒くて春の淡雪が降っていたような気がしてなりません。
明里さんのエピソードは、本当だったのかどうか。…でも、本当だったらいいな、と思います。
光縁寺の山南さんのお墓には、いつもきれいなお花が供えられています。

_ 翠蓮 ― 2006/01/17 00:51

千華さん、こんばんは~
コメントつけて頂いてありがとうございましたm(__)m

山南さんの脱走の時期、そうですね、春まだ浅い時期で寒さも厳しいと言うイメージあります。
明里との別れのシーンも、背景が雪だと切なさが増しますよね。
明里が実在していたのであってほしいと、私も思います。

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