斉藤一2006/01/03 23:30

昔日の恩義を胸に戦わん

      会津の土に斃れ伏すとも



一昨年の大河ドラマ「新選組!」の特別編「土方歳三 最期の一日」を、
今日見ていました。
実を言うと、楽しみにしていたのは、まだ生き残っている斉藤一も、きっと
出るだろうと・・・(^^;
結局ほんの1シーンだけの登場でして(笑)
ひたすら五稜郭での土方歳三に、的が絞られていました(当たり前か)

近藤勇亡き後の土方は、おそらく死に場所のみ求めて戦っていたのだろうと
思っていました。
ドラマでは、最初は死ぬために戦うと言う思いに固執していた土方が、降伏
すると言う榎本武揚や大鳥圭介と対立しながら、やがて死ぬためでもなく、
降伏でもない、勝つための戦いを決意し、その策を立てるのです。

結局、新政府軍の思いがけない方向からの攻撃を受け、勝つための策を
成す前に、敵の銃弾に土方は斃れてしまうのですが。
でも、「勝つ」と決めた時の土方は、負けを知らなかった新選組の鬼の
副長の顔で生き生きとして見え、それが救いに思えて、けっこうしみじみ
しちゃいました。

と言いつつ、なぜかしっかり短歌は斉藤一です(^^;
会津に残り、新選組を支えてくれた会津藩と共に戦うことを決めた斉藤。
おそらく、たとえ死しても、と言う覚悟だったのでしょう。
皮肉にも生き残ってしまうのですけれど・・・

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