孫策2006/04/28 00:16

光降る春に逝く身の口惜しさ

         君よ受け継げ 熱き夢の旗


三国時代、江東の小覇王と呼ばれた孫策。
父孫堅の後を継いだ若き呉の君主は、なかなかの快男子だったとか。
闊達で、迷わず前に進む行動力を持ったリーダー、と言うイメージが
あります。
もし孫策が、26歳と言う若さで亡くなることがなかったら、三国の関係も
また違ったものになっていたかも・・・

孫策の命日は4月と聞きました。
まさに春爛漫、青春の真っ盛りで、以前倒した敵の残党に襲われ、
命を落としてしまった、なんとも惜しい話です。
後を託すのは、弟の孫権。そして、臣下にして幼馴染の親友であり
義兄弟の契りをも結んだ周瑜(しゅうゆ)。

まだ若い弟を支えてくれるはずの、誰よりも頼りになる親友に対し
孫策はどれほどの思いを遺したことでしょう。
夢半ばで斃れなければならなかった悔しさを、きっと周瑜こそは
身にしみて感じてくれているはずと・・・
この二人を思い浮かべる時、なぜかいつも、生き生きと風にひるがえる
美しい旗のイメージがよぎるのです。