ゲーム「采配のゆくえ」2008/11/06 23:25

ニンテンドーDS用のゲーム、「采配のゆくえ」。
ジャンルは合戦アドベンチャーとなるらしいのですが。
この間からやっていて、ようやくエンディングとなりました。

なぜ、このゲームを?、と言うと・・・
たまたまDS持ってたしねえ、と言うのは、まあ言い訳でして(^^;
ネット友達の千華さんが、ゲーム『戦国無双』から、石田三成、島左近に
はまってしまわれたようだ、と他人事のように思っていました。
なにせ、戦国時代に関しては、あまり知らないし、特に興味もなかった私。
なぜだろう?
思うに、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康とも、あまり好きではないみたい
なのです>σ(^_^;
なので、その周りの人も名前聞いたことあるくらいで。
石田三成と聞いても、「ああ、関が原で敗れた人ね」くらいの知識。
お恥ずかしい限りですm(__)m

で、この「采配のゆくえ」、どうやら、その石田三成が主人公らしい。
さて、どんなゲームなのだろう、と軽い興味で公式サイトをのぞいたところ、
わわっ、登場キャラクターの中に、なんかすっごくビジュアル的にツボの人が
いる(^^;
ごつそうな武将たちの中に、顔に白い布を巻き、ぞろりと裾の長い白い
着物をはおり、たおやかに佇むお人。
なになに、大谷吉継? 誰だろう、それは?

えー、解説によりますと、石田三成の親友であり、友のために関が原に
立った義将、優れた軍才の持ち主ながら、病に冒され、視力を失っている、
とのこと。なるほど、顔の布はそのためか。
で、ちょっと調べてみました。
大谷吉継の患っていた病とは、ハンセン病だったのではないかと言われて
いるそうです。
この時期、すでに顔の皮膚に異常が出ていたのだろう、と。
顔の片面を覆った布は、こういう説をも踏まえてのものだったのですね。
それにしても・・・
う~む、こういうツボの人がいると、俄然このゲームをやってみたくなる(笑)

最近はゲームも面倒になってきている私なので、時間かかりそうなRPG
などは気が進まないし、アクションものは目が回ってできないし(笑)
今年になってやった「デスノート」のLが登場する「螺旋の罠」と言う
アドベンチャーものが気に入ったせいか、そういう感じなら、やって
みたいと思っていたところでした。

「采配のゆくえ」は、主人公・石田三成として、様々なキャラクターとのやり取り
合戦などをして、西軍の勝利を目指すゲームです。
思うままに動いてくれない味方(時には敵)を説得。
へたなコマンドを選ぶと、相手にとことんばかにされます(笑)
そして、合戦では味方をどう動かすか、戦場の状況や味方の状態を見て
正確な采配をする。
間違えても、やり直しはできますが、それが続くと味方の「話を聞く気」が
失せ、ゲームオーバー(^^;

キャラクターは、それぞれけっこう笑えます。
やりとり聞いていても、「これってコメディ?」と思っちゃうくらい。
なにげに、このお笑いモードで私のお気に入りは、宇喜多秀家ぽっちゃん(笑)
名門の大名なのですが、高ビーなのに単純なリアクションの楽しいこと(^^)
三成さんも、説得等で振り回されると、情けないお顔になったりで、おそらく
「無双」系のゲームで、クールな三成さんを見慣れた人だと、「ええ~(-"-;)」と
思うかも(笑)

このゲーム、大まかな筋は、ちゃんと史実に則って進みます。
最終的には、歴史とは違う結末になるのですが。
途中で起きる出来事は、ほぼ史実のままらしい。
なので、戦いの最中に命を落としてしまう人の運命は、変わらないわけです。
最初は、笑いながら進めて行ったのですが、仲間が犠牲になっていくところは
なんとも哀しい。

この辺りが、歴史を題材としたゲームの難しいところでしょうね。
まったく史実の通りにすると、このゲームのように敗者側をメインとして
作ったものだと、哀しいだけの結末になってしまう。
とりあえず、ハッピーエンドにしようとしても、あまりにも歴史をくつがえし
すぎてしまうと、嘘くさくなってしまう。
いまいち、中途半端な出来になるのも、仕方ないのかもしれません。

それでも、なかなか楽しめました、「采配のゆくえ」
石田三成と言う人物に、親しみがわきましたし、最初に目を引かれた
大谷吉継さまも、とても素敵でした(*^^*)
おかげで、しっかり関が原に興味がわいてしまいました(^^;
こうなると、いろいろ本など読んでみたくなります。
あ~、なんてはまりやすい私ヽ(´・`)ノ
人生、どこに落とし穴(?)があるか、わかりませんね(笑)